牧草を主食にしましょう
牧草は食べ物として、または敷材として大変優秀なもので、うさぎさんにとってはなくてはならないものです。大切な食材なので、できるだけ良質の牧草を与えるようにしましょう。
<病気を防ぐことができます>
牧草を食べることにより、臼歯が磨耗され不正咬合を防ぐことができ、たくさんの繊維質を摂ることにより、腸の動きが活発になり毛球症、鼓張症、便秘などを防ぐことができます。また、牧草(チモシー)はカルシウムが少ないので、尿石症を予防にもなります。
<肥満症の予防・治療に>
成長期を過ぎると基礎代謝が落ちてくるので、牧草(チモシー)をメインにすることで、肥満防止になります。
<牧草(チモシー)嫌いのうさぎ対策>
大人のうさぎには、低カロリー・低タンパクなチモシーを与えるのが一番良いのですが、どうしても食べない場合は、アルファルファを導入に与えて少しずつチモシーに切り替えていきましょう。
チモシーは刈り取る時期によって柔らかさや成分が違います。個体によって嗜好が違うので、いろいろなチモシーを試してみて一番食べるものを選んであげましょう。またチモシーを固めたものや編んだもの、座布団やボールなど遊びながら齧れるものもあります。
[チモシー]
イネ科の牧草で、低カロリー、低カルシウムです。
大人のうさぎに適しています。
マメ科の牧草で、高タンパク、高カルシウムです。
成長期・授乳期のうさぎに適しています。
ウサギに与えてよいものといけないもの
<与えてよいもの>
野菜:コマツナ、チンゲンサイ、モロヘイヤ、アシタカ、ニンジン、ブロッコリー,
パセリ、カブまたは大根の葉、さつまいも、セロリ、みつば
野草:たんぽぽ、オオバコ、ハコベ、レンゲ、ナズナ、シロツメクサ、クローバー
果物:ナシ、モモ、リンゴ
<与えてはいけないもの>
野菜:ジャガイモの芽と皮、生の豆、ねぎ、玉ねぎ、ニラ
野草:アサガオ、アジサイ、サツキ、ツツジ、サトイモ、シャクナゲ、シダ、スイセン、
スズラン、ヒヤシンス、ポインセチア、ワラビ